常夏の島より身近に 仙台-ホノルル線就航

米ハワイアン航空は26日、国際定期便仙台-ホノルル線の運航を始めた。同社の仙台空港乗り入れは初めて。週3往復のダイヤとなり、仙台発は札幌経由、ホノルル発はノンストップの航路となる。
 空港では就航を祝う式典が行われ、ハワイアン航空のアン・ボッティチェリ上席副社長が「ハワイ、北米と仙台をつなぐ機会を増やしたい」とあいさつ。関係者と共に、水や塩を使ったハワイ流の儀式で旅の安全と旅客増を祈願した。
 機体はボーイング767-300ER(264席)を使用する。初便となった仙台発の搭乗率は90%超を記録し、目標の80%を上回る滑り出しとなった。
 第1便でホノルルに向かった福島市の自営業吉田健一さん(61)は「成田、羽田空港を使うより便利。現地で旅行者へのもてなしや過ごしやすい気候を楽しみたい」と話した。
 仙台-ホノルル線の定期便運航は、日本航空が2003年に停止して以来。仙台空港発着の国際定期便は週16往復に増え、国内線との合計は1日最大65往復と過去最多となる。

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