サラリーマンの平均年収は、年々減少している。平成21年の全平均は406万円、このうち男性は500万円、女性は263万円。部長ともなれば平均は1038万円に上昇するが、それは平均で51.7歳になってからの話だ。そんな中で桁違いに平均年収のよい企業もある。
国税庁の「民間給与実態統計調査(平成21年度)」によれば、サラリーマンの平均年収は平成9年度の467万円で頭を打ち、その後一貫して減少。9年連続減少した後、平成19年にいったん回復したが、平成21年度には406万円まで落ち込んだ。
これを上場企業の役職別にみると、「部長級」が1038万円、「課長級」が850万円、「係長職」が685万円、「平社員」が487万円。ただし、部長の平均年齢は51.7歳で、かなりの年数を勤め上げたうえに厳しい選抜に勝ち残らねばならない。
しかし、そんな中でも景気のいい企業はあるもので、「ツカエル!転職サイト比較.com」によると、平均年収が1000万円を超える企業は46社を数えた。そのうち上位15社は以下の通り。
【平均年収が高い上場企業ランキング】
1)スクウェア―・エニックス・ホールディングス(1786万円)
2)フジ・メディア・ホールディングス(1452万円)
3)MS&ADインシュアランス(1422万円)
4)三菱ケミカルホールディングス(1371万円)
5)アストマックス(1358万円)
6)TBSホールディングス(1357万円)
7)スカパーJSATホールディングス(1322万円)
8)住友商事(1321万円)
9)朝日放送(1318万円)
10)三菱商事(1301万円)
11)三井住友フィナンシャルグループ(1294万円)
12)東京海上ホールディングス(1278万円)
13)日本テレビ放送網(1262万円)
14)三井物産(1261万円)
15)伊藤忠商事(1257万円)