平均気温12地点過去最高 6~8月・気象台まとめ

 仙台管区気象台は1日、東北地方の今夏(6~8月)の気象状況をまとめた。平均気温は、主要17観測地点のうち12地点で過去最高を記録。気温が30度を超える真夏日や、最低気温が終日25度以上の熱帯夜も観測史上最多の地点が続出し、記録ずくめの暑い夏だった。
 3カ月間の東北全体の平均気温は平年を2.3度上回った。1946年の統計開始以来、78年のプラス1.9度を抜いて最も暑かった。
 地点別も、各県庁所在地と、むつ、大船渡、酒田、新庄、会津若松、白河の計12地点で観測史上最高(過去タイ含む)を更新。八戸、石巻、小名浜は2番目の高さだった。
 真夏日は大船渡27日(過去最多22日)、新庄49日(46日)など6地点で史上1位(過去タイ含む)。熱帯夜は、3日の青森など6地点で過去タイ含め最多となった。
 日照時間は、仙台が平年の128%、福島が125%など南部や太平洋側は平年を上回った。北部や日本海側は平年を割り込み、青森は88%、秋田は93%だった。
 雨量は、盛岡が平年の143%、青森が138%など多めの地点がある一方、酒田56%、仙台67%など少雨の地点もあり、東北全体では平年並みとなった。
 気象台は、厳しい残暑が今月上旬まで続くと予想している。高温に関する記録は、さらに更新されることも見込まれる。

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