宮城県生協連合会は2014年の家計モニター調査結果を発表した。妻の給与が年額ベースで前年より8万9556円増えたのに対し、夫の給与は16万9368円減った。残業代が削られるなど夫の給与が伸びない中、妻が勤務時間を増やし家計を支える傾向が強まった。
妻の平均収入(給与と賞与)は月額で前年比13.7%増の6万9654円。夫は40万3995円で2.5%マイナスだった。
税金などの非消費支出は所得税や住民税、社会保険が前年を上回ったが、生命保険は減った。消費支出は食費、水・光熱費、教育費は前年を超えたが、節約志向の高まりを受けて住居費や被服費、自動車関係は減少した。
県生協連は「消費税増税の影響で、必要な物だけを購入し、家電や車は買い控えする傾向が顕著だった」と説明する。
14年のモニターは218世帯で、月平均189世帯が回答した。世帯主の平均年齢は49.7歳、家族の平均人数は3.6人。