年収が低い会社ランキング2023最新版【平均年齢40代・従業員100人未満・トップ5】

1位は通販事業者・夢みつけ隊平均年収は288.3万円

 今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、「年収が低い会社ランキング2023最新版【平均年齢40代・従業員100人未満】」を作成した。

 対象は、単体従業員数が100人未満で、従業員の平均年齢が40代の上場企業。対象期間は2022年5月期~23年4月期。「社員が1人のみ」の企業は除外した。

 それでは早速、ランキングを確認していこう。

図表:年収が低い会社ランキング2023最新版【平均年齢40代・従業員100人未満・トップ5】
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 ワースト1位は、中高年男性をターゲットにした通信販売事業を展開する夢みつけ隊。平均年収は288.3万円、平均年齢は48.3歳。従業員数は4人だった。

ランキングの対象期間である23年3月期における、夢みつけ隊の売上高は2億6200万円(前期比52.5%減)、営業損失が3500万円(前期は営業損失400万円)、純利益が2200万円(同72.3%減)と苦戦していた。ただし、直近の24年3月期は不動産の売却によって収益性が改善し、営業黒字に転換している。

 2位は、不動産投資事業や太陽光投資事業、車両リース事業などを手掛けるファンドクリエーショングループ。平均年収は293.9万円、平均年齢は49.4歳。従業員数は5人だった。だが、この5人の従業員は同社とグループ会社を兼務しており、上記の平均年収にはグループ会社から支払われた給与などは含まれていない。

3位はラーメンチェーンを展開5位は「日本海 庄や」のフランチャイズ

 3位は、飲食事業者のワイエスフード。福岡県に本社を置き「九州筑豊ラーメン 山小屋」「筑豊らーめん ばさらか」「一康流ラーメン」などのラーメン店を展開している。同社の平均年収は299.8万円、平均年齢は46.3歳。従業員数は71人だった。

 以上の3社が、平均年収200万円台だった。

 4位は、テレビ用ガラス基板の開発・製造を手掛ける倉元製作所。平均年収は306.3万円、平均年齢は48.7歳、従業員数は97人だった。

 5位はかんなん丸で、平均年収は314.1万円、平均年齢は48.0歳、従業員数は90人。同社は埼玉県さいたま市に本社を置く外食企業で、居酒屋大手の大庄とフランチャイズ(FC)契約を締結。居酒屋「庄や」「日本海 庄や」などのFC店舗を運営している。

 なお、ランキング300位までを網羅した「完全版」には、不動産仲介を手掛けるAPAMAN、メガネ店「パリミキ」(旧・メガネの三城)を展開するパリミキホールディングスなどがランクインしていた。

 また、定食屋「大戸屋ごはん処」を展開する大戸屋ホールディングスや、牛丼大手の松屋フーズホールディングスなども含まれていた。

 身近な企業の意外な年収はどうなっているのか。ぜひ、完全版もチェックしてみてほしい。

(ダイヤモンド編集部 濵口翔太郎)

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