年収が高い会社ランキング2022最新版【従業員の平均年齢40代後半】3位日テレ、1位は?

 民法キー局3社が トップ3を独占  今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、従業員の平均年齢が40代後半で、年収が高い会社ランキングを作成した。 【6位以下のランキング表はこちら】  本社所在地はダイヤモンド社企業情報部調べ。単体の従業員数が100人未満の会社は除外している。対象期間は、2021年4月期~22年3月期。  早速、ランキングを確認していこう。  1位は、TBSホールディングス(HD)で、平均年収は1449.5万円(平均年齢は49.1歳)だった。  同社の22年3月期決算は、テレビ放送事業のタイム・スポットの大幅な増収などにより、売上高は前年比10%増の約3583億円、当期純利益は同14%増の320億円となった。  なお、20年4月期~21年3月期を対象にした同様の趣旨のランキング『年収が高い会社ランキング【平均年齢40代後半】2位は電通G、1位は?』では、TBSHDの単体従業員数が100人未満だったためランキングの対象外だった。だが実のところ、その時の平均年収は1501.6万円(平均年齢48.4歳)と、同ランキングでトップだった日本テレビHD(平均年収は1384.6万円、平均年齢は48.6歳)を大きく上回っていた。  2位はテレビ東京HDで、平均年収は1415.4万円(平均年齢48.1歳)。前回ランキングの1289.6万円(平均年齢47.3歳)から大きく増加した。また、3位は日本テレビHDで、平均年収は1379.1万円(平均年齢48.0歳)と、民放キー局3社がランキングのトップ3を独占する結果となった。  ちなみに残る民放キー局2社の年収についても触れておくと、テレビ朝日HD(1421.1万円、平均年齢43.2歳)、フジ・メディア・HD(866.6万円、平均年齢45.1歳。ただし従業員数が14人のため、今回のランキングの対象外)となった。

● 4位は電通グループ 5位は三井住友トラストHD  4位は電通グループで、平均年収は1295.0万円(平均年齢45.7歳)。前回ランキングの平均年収(1341.9万円、平均年齢46.4歳)から約47万円減少し、ランキングも2位から4位へと下がった。  今回のランキングの対象となった21年12月期決算は、コロナ禍からの経済回復やデジタルソリューション分野の成長などにより、国内外で大きく業績が回復。売上高は前年同期比15.6%増の約1兆856億円。当期利益も約1084億円(20年12月期は約1596億円の当期損失)と大きく改善した。  なお、同業の博報堂DYHDの平均年収は1036.3万円(平均年齢43.2歳)だった。  5位は三井住友信託銀行を傘下に置く三井住友トラストHDで、1268.4万円(平均年齢49.8歳)。前回の1261.7万円(平均年齢51.5歳)から約7万円の増加となった。  22年3月期は、不動産仲介関連、投資運用コンサルティング関連および運用ビジネスの手数料収益が堅調に推移したことに加え、国内外の預貸収支の改善や海外の市場性調達金利の低下などにより、本業のもうけを示す実質業務純益は前年比513億円増益の3460億円。当期利益も同268億円増の1690億円となった。  ランキングの完全版では、6位以下の全150社を掲載している。年収800万円以上の42社の傾向も業種・都道府県別に分析しているので、ぜひチェックしてみてほしい。  (ダイヤモンド編集部 松本裕樹

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