「勉強しろ!」と100回言うより、仕事の楽しさを子どもに語れ!
わが子に「一生黒字」でいられる力を身につけさせる『年収1000万円「稼げる子」の育て方』が、2017年7月14日(金)に発売された。
「都市で住宅取得」「子どもふたり以上」「親の援助なし」という家庭を想定した時、「マネープレッシャー(お金の心配)のない暮らし」をかなえるためには、世帯年収1000万円(額面)という金額がおおよその目安になる。同書は、4人の子どもを育てた父親である著者・林總が、ドラッカーに学んだ公認会計士の教育論を紹介する1冊。「マネープレッシャーがないこと」「好きな仕事で稼ぐこと」が“人間の幸せの大きな土台になる”という考えのもと、具体的な子育て法を指南していく。
・中学受験、親はスケジュール管理のみ徹底
・会計の知識を子どもに授けよ
・「勉強しろ!」と100回言うより、親の仕事の楽しさを子どもに語る
・「見栄」が価値ある子育てを妨害するので、住む場所が非常に大事
子育てで考えるべき5つのカーストとは?
「限られた教育費を、価値あるものに分配して わが子をカースト上位に押し上げよ!」と語る林。子育てで考えるべきカースト(階層)は「人間性」「教養」「学歴」「仕事(資格、専門性、やりがい)」「年収」の5つ。このなかで、もっとも重要なのが「人間性」「教養」で、可能な限り上のカーストに子どもを押し上げてあげることが親の務めだという。
学歴ではなく、「資格と専門性」
4人の子どもには「資格を取りなさい」と繰り返してきたという林。“一般の人がまったく知らない分野を深掘り”して、“知識を体にしみ込ませていく”ことで、仕事の土台となる「専門性」が極まり、その専門性を土台に分野を絞ることで、希少価値が高まって「稼ぐ力」を強固なものにできると考えている。
好きな仕事で食べていける人間を育てるため、親ができることを記した同書。画期的な子育て本に目を通してみてはいかが?