年収300万円以下の男たち…介護、 IT、 飲食の3人が語る「悲惨度デスマッチ」

朝から深夜まで働いているのに年収300万円以下――悲惨な不幸対決を強いられている人たちがいる。そこで、年収300万円男が集結。誰が一番不幸なのか? 介護ヘルパー、IT奴隷、飲食店店員の3人の方々のえげつない不幸自慢に耳を傾けてみた。

◆生きてる意味が見つからない!?

Aさん(介護):大学卒業したのが30歳手前だったから、ロクな就職先もなく、介護業界に流れ着いた。「とりあえず老人を死なせなければOK」という意識で働いているね。手取りは16万円。年収は250万円前後かな。

Kさん(IT):僕は手取り18万円でAさんより多いですけど、時給換算したら150円。朝9時から22時までひたすら文字を打ち込むという地獄の日々。作業がないときは事務所の掃除を延々と……。しかも、時給制ではなく歩合制なので、タダ働きです。

Yさん(飲食):じゃあ、俺が一番手取り額は低いっすね。15万円です。無駄に縦社会で殴る蹴るなんて、日常茶飯事。仕事終わったらフィリピンパブを連れ回されるわ、仕事中なのにパチンコを打たされるわ。とにかくブラックな職場で、仕込みがあるので朝7時には呼び出され、終電間際までボロ雑巾のように働かされる。しかも残業代は一切出ない!

Kさん:残業代が出ないぐらい、まだマシじゃないですか。僕なんて、客のデータを誤って消去してしまって、ウン十万円の借金を背負ったんですから。サーバーを壊せば弁償だし……。フル出勤して手取り5万円が3か月続いたときは、さすがに死ぬかと思いました。

Yさん:それは病むわ。俺の不幸話も聞いてもらえます? 最近仕事に疲れすぎて、元カノが恋しくなってラインを送ったら、警察に「ストーカーです!」って通報されたんスよ。

Aさん:……でも、元カノがいるだけいいじゃないですか。私なんか10年以上いませんよ。月1回の風俗とコンサート(ユーミン)に行くことくらいしか楽しみがない。

Kさん:僕、コミュ症だからか付き合うのはメンヘラ女子ばかりなんですよ。

Yさん:ああ、お金が欲しいっす!

Aさん:でも、お金がないなりに生活の知恵は身につきますよね。私は勤め先の介護施設で食事として入居者に出されるご飯を多めに炊いて、家に持ち帰ってますよ。

Yさん:食費で言えば、俺の場合、まかないメシがあるだけ幸せかもしれないですね。

Kさん:僕は業務用スーパーを利用して自炊で対応。小麦粉を大量ストックして、タコなしタコ焼きが定番メニューです。あとは、彼女に援助してもらって……。

Aさん:結局、お金がないとマトモな人間らしい生活なんてできないってことですかね(ボソ)。

★結論……飲食と介護は食費を浮かせられるため、僅差でITが一番不幸!

― [年収400万円vs600万円]勝or負の境界線 ―

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