仙台市内を流れる広瀬川をカヌーで下りながら清掃する「2023カヌーでクリーンアップ@広瀬川」が20日あった。愛好者14人が参加し、軽トラックほぼ1台分のごみを拾い集めた。
市カヌー協会が1998年から続ける取り組みで、ことしで26回目。青葉区の澱(よどみ)橋から追廻地区までの約1・6キロで活動した。中州や崖沿いの岸辺など徒歩では近づけない場所にカヤックを寄せてペットボトルやポリ袋などを回収し、大型のカナディアンカヌーに載せ替えながら下った。
ごみの総量は昨年に比べて少なかったという。泉区の会社員菊池拓人さん(25)は「川に流れたごみの回収は個人ではできない。少しでも環境維持に貢献できればうれしい」と話した。
協会の宮城勝文副理事長兼事務局長は「カヌーの楽しさを市民に見てもらうことも目的の一つ。きれいな広瀬川でカヌーを続けたい」と述べた。