廃墟スポットとして有名な宮城県大崎市にある廃業した遊園地『化女沼レジャーランド』の所有者が、購入者を募集している。
『化 女沼レジャーランド』は1979年に開園し、最盛期には年間20万人ほどの来園者でにぎわった人気のレジャースポットだったが、2000年に閉園。約4万 5000坪の広大な敷地には、観覧車やメリーゴーランド、コーヒーカップといった遊園地の定番施設はもちろん、キャンプ場や野外ステージ、涌き出た源泉も 有している。
通常、閉園した遊園地の遊具は比較的高値で取引されるため撤去されてしまうことが多いが、『化女沼レジャーランド』で は、夢が詰まった遊具を捨てられないとそのまま残された。長年、風雨にさらされた遊具は、錆びたり壊れたりして朽ち果てており、それが雰囲気を醸し出し、 映画やテレビ番組の撮影、コスプレイベントの会場などにも使われる人気の廃墟スポットとなっている。
その『化女沼レジャーランド』 の所有者から、購入者を探してほしいと頼まれたのは廃墟マニアの“よごれん ”さん。「買っていただける方を探しています」とTwitterで呼びかけを行い、興味がある人からの連絡を求めている。“よごれん”さんによると、『化 女沼レジャーランド』の価格は非公開だが、「大崎市の平均実勢価格×坪数+温泉の掘削費用実費を目安に交渉になると思います。坪数が多く切り売りはしない そうなので、ある程度は交渉できると思います」とのこと。土地に関する資料を希望する場合は、“よごれん”さんにTwitterのDMで連絡すれば郵送し てもらえる。また、『化女沼レジャーランド』の見学は許可が必要なため、現地を見たいという声が多ければ、所有者と相談の上、誰でも入場できる解放日を設 けたいとしている。