廃棄されるアルミから発電に成功!

北陸の企業や大学などが加盟し、トナミ運輸が事務局を務めている「北陸グリーンエネルギー研究会」がお菓子やジュースの紙パックなどの包装から取り出したアルミニウムで電気を作る装置を開発し、実証実験に成功したそうです。
この装置を使って電気を発生するメカニズムは以下の通りです。
1. 包装などからアルミを分離し、高純度アルミを回収する。
2. 高純度アルミを水酸化ナトリウムと反応させて水素を発生させる。
3. 水素を燃料電池に送って電気を発生させる。
実証実験は、市販の融雪マットに電気を供給して、マットに積もった雪を溶かすという内容だったそうです。北陸の冬場には、非常に役立ちそうです。融雪マット以外には、防犯灯や病院用蓄電池などの利用を想定しているそうです。今のところ、500グラムのアルミで、200ワットの燃料電池を約4時間動かすことができるそうですよ。
「北陸グリーンエネルギー研究会」は、2年後の事業化を目指して今後も開発を続けるそうです。まずは自治体などで使えるような業務用の製品、次は各家庭で手軽に使えるような製品になるのでしょうか。
ゴミから電気が作れるというのはホントにエコでリサイクルになるんじゃないでしょうか。各家庭から出るアルミごみはそれほど量が多くないと思うので、作れる電気の量も少なくなりそうですが、スマホやスマホ用のモバイルバッテリ位なら充電できるんじゃないかなと思います。各家庭から出るゴミで発電ができる日って、意外と近いかも知れないですね。

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