建設受注10兆円割れ 09年度の主要40社、過去10年で最低

 建設経済研究所が9日まとめた主要建設会社40社の2009年度決算分析によると、受注高(単体)は前期比15・8%減の9兆5509億円と、10兆円を割り込み、過去10年で最低になった。公共事業の削減やリーマンショックによる不動産不況が響いた。
 連結売上高は13・4%減の13兆2473億円。会計基準の変更に伴う増加分があったにもかかわらず、2けたの大幅減収となった。10年度の売上高予想は6・1%減の12兆4343億円と、減少率は縮小するが、受注高が大幅に減少しており、厳しい状況が続きそうだ。
 最終損益は98億円の赤字(前期は431億円の赤字)。最終赤字の企業数が前期の15社から8社に半減。利益も改善した企業が多かった。

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