弁当食べて にっかにか ファミマ、仙台二華高と開発

 ファミリーマート(東京)は12日、宮城県仙台二華高と共同開発した「にっか二華弁当」(398円)を発売した。同県産の食材などを使用。新潟を含む東北7県の計約690店で、1カ月程度販売する。
 ホタテの炊き込みごはん、仙台麩(ふ)のグラタン、宮城県産ブタの仙台みそ炒めなどを、六つに区切った弁当箱に詰め合わせた。さまざまなメニューを楽しみたい女性層を意識した。
 同社が全国の学生や生徒と商品開発から共同で取り組む「ファミマものづくりアカデミー」の一環で、東北では初めての商品化。名称は笑顔をイメージして付けた。
 開発を担当したのは同校調理部2年の3人。昨年11月にあった宮城県主催の高校生お弁当コンテストに出品した「うまさぎっしり☆玉手箱弁当」が優秀賞を獲得した。ファミリーマートが商品化を持ち掛け、この弁当を基に製品にした。
 仙台市若林区の同校であった発表会で、開発に携わった工藤亜沙葉さん(17)は「一つの商品を作るのが、こんなに大変なこととは思わなかった」と振り返った。
 飯田和奏さん(17)は「商品の流通、製造を詳しく学べた」と語り、大沼日奈子さん(17)は「自信を持ってお薦めしたい」とPRした。

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