弘前さくらまつり 前年比41万人増の245万人が来園 市が速報値発表

青森県弘前市は5日、4月12~5月5日に弘前公園であった弘前さくらまつりの来園者が245万人(速報値)だったと発表した。昨年より41万人増えた。新型コロナウイルス禍を除く過去10年の平均は235万人で、市は「コロナ禍前の水準に戻った」とみている。

 ソメイヨシノが満開となった4月19日が金曜日だったため、その週末にかけて特に多くの観光客が訪れた。1日当たりの最多は、20日の33万人だった。

 市は、昨年の早咲きを踏まえ、今年は出店準備や園内の整備を2週間ほど早く始めた。天候が安定していたことも来園者増加の要因の一つとみている。

 担当者は「今年は特にインバウンド(訪日客)が多く、日本の桜の名所として支持されていることを実感した。遅咲きの桜も最終日に見頃を迎えたことで長い期間楽しめた」と話した。

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