高校生が自らデザインした衣装を発表する「全国高校ファッションデザイン選手権大会」(愛称ファッション甲子園)の最終審査会が25日、青森県弘前市の弘前文化センターであった。
書類選考を通過した27都道府県34校の35チームが出場した。チームは1組2~3人。ファッションショー形式でモデル役の1人が舞台を歩いて披露、センスや完成度を競った。シックにまとめた正統派から、素材や色使いに工夫を凝らした個性派まで、感性が光る力作がそろった。
デザイナーら5人による審査で、優勝作品に選ばれたのは大垣桜高(岐阜県)の「バーコード」。準優勝は愛知工高(愛知県)の「Manta(マンタ)」、3位は盛岡一高の「ヘモグロビン」だった。観客の人気投票で選ぶ観客賞には、弘前実業高の「親のキタイとか」が入った。
大会は、弘前商工会議所などでつくる実行委員会が毎年実施している。今回は13回目で、44都道府県151校の1649チームから応募があった。