弘前公園の桜、見頃終わるまで報道やめて…市長「桜見たがる行動を誘発」

青森県弘前市の桜田宏市長は8日の記者会見で、中止が決まった「弘前さくらまつり」の会場となっていた弘前公園で咲く桜の画像や動画を桜の見頃が終わるまで公開しないよう報道各社に求めた。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためという。

 弘前公園は感染防止対策として、桜の開花時期となる今月10日から5月6日の間、閉鎖される。

 桜田市長は公園の閉鎖期間中、市職員が同行する条件で園内を取材することは認めるが、撮影した桜の写真や映像は5月7日以降に解禁してほしいと報道各社に求めた。

 記者会見では「個人の表現の自由や報道の自由にまで踏み込めるのか」との質問が相次いだが、桜田市長は、「弘前で桜が咲いたと知れば、桜を見たいという行動を誘発する。市民の命と健康を守るため」と説明した。

 市は、桜の開花に合わせた配信を検討していた園内のライブ動画も取りやめた。

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