弘前東照宮が破産手続き、国重文の本殿売却へ

 青森県弘前市の弘前東照宮が、青森地裁弘前支部から破産手続きの開始決定を受けたことが19日、県神社庁への取材でわかった。
 決定は6日付で、負債総額は2億円を超えるという。国の重要文化財に指定されている本殿は売却される見通し。神社本庁(東京)によると、神社の破産は全国で2例目。
 県神社庁によると、結婚披露宴会場運営事業の負債の返済が滞っていたという。
 弘前東照宮は1617年、弘前藩主・津軽信枚(のぶひら)が弘前城内に創建し、本殿は1628年、同市笹森町の現在地に建てられた。

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