毎日の通勤、混雑した交通機関はストレスだが、時間が長ければさらに疲れも重なる。ベースメントアップス(東京)が運営する『退職の前に読むサイト』編集部が行った通勤時間のアンケート調査によると、片道1時間以上という人が最も多く、全体の37%。会社の往復だけで1日のうち2時間を使っている計算だ。
10分以内という幸せな人は12%。10〜30分が20%、30〜60分が31%。米世論調査会社ギャロップの調査によると、通勤時間が長い人ほど幸福度は低くなるそうだ。スイスの研究者の発表では通勤時間が1時間の人の場合、職場に歩いて通勤できる人と同じ程度の幸福度を得るには、その人よりも40%以上のお金を稼がなければならないとか。
そうはいっても、通勤時間の短縮は多くの人にとって実現が難しい課題。技術の進歩と働き方の変化で、通勤が不要になる時を待つ方が早いかも。