復興へ粘る 川口納豆、宮城県産大豆使った新納豆発売へ

納豆・みそ製造の有限会社川口納豆(宮城県栗原市)は近く、県産大豆を使用した新商品「仙台大粒」「仙台小粒」を本格的に発売する。仙台、栗原、大崎各市などの大豆を使うことで、東日本大震災からの復興を後押しする。県内のスーパーなどで扱う。
 仙台大粒は極大粒品種「ミヤギシロメ」を使用。従来の県産「タンレイ」に比べて味にコクがある。仙台小粒は極小粒品種「すずほのか」を使った。小粒納豆に使ってきた北海道産大豆より、あっさりした風味を楽しめるという。
 これまでも県産大豆を利用してきたが、今回は地元色を前面に出した。通常はパッケージに「川口納豆」と大きくデザインしているが、新商品は初めて社名を小さくし「仙台」を含む商品名を中央に配置した。伊達政宗のシルエットもあしらった。
 宮城は大豆の全国有数の産地。門伝英慈社長は「納豆は肉やチーズなどとも合うので幅広い食べ方がある。地元メーカーとして消費拡大を図り、宮城の農業復興に役立ちたい」と話す。
 ともに90グラムでオープン価格。参考価格は120円(税別)。連絡先は川口納豆0228(54)2536。

タイトルとURLをコピーしました