必要機材の情報提供を 福岡県、東北の被災企業を支援

福岡県は東日本大震災の被災企業支援の一環で、事業の再開や継続に必要な機材などの情報提供を東北の被災中小企業に呼び掛けている。
 同県は昨年夏、「がんばろう中小企業プロジェクト」をスタート。福岡県中小企業団体中央会を通じて県内企業が提供する機材などを、輸送費を県が負担して被災企業に送っている。
 盛岡市に現地事務所を設け、地元採用した臨時職員1人が情報収集やマッチングに当たっているが、情報を十分に把握できていないのが現状という。
 福岡県商工部は「生産設備など大型の機材は難しいが、パソコンなど無理のない範囲で被災企業を支援したい。より多くの被災企業の情報を集め、息の長い活動にしたい」と話す。
 これまでプロジェクトは福岡県内の8社・団体が岩手、宮城両県の中小企業や漁業関連団体などにフラワーショーケース、業務用冷凍冷蔵庫、養殖いかだなどを寄贈した。必要な機材などの情報の連絡先は福岡県中小企業団体中央会092(622)8780。

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