東京商工リサーチ東北支社は、東北の企業の忘年会・新年会に関する意識調査結果を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象外でも忘新年会を「開催しない」と答えた企業は10月時点で73・0%だった。昨年12月調査の90・6%より割合は下がったが、宴会を自粛する傾向は続いている。
東北の県別で「開催しない」企業の割合は、宮城が66・9%で最も低く、唯一7割を切った。他は福島70・9%、青森74・2%、山形74・5%、秋田76・1%、岩手79・0%。
緊急事態やまん延防止の対象でも「開催する」との回答は1・8%だった。
開催しない企業の全国平均は70・5%。沖縄が最も低い48・6%で、福岡63・0%、北海道65・7%など「感染者の多い地域ほど低い傾向がみられた」(東北支社)という。東京は70・0%。大分が81・8%で最も高かった。
調査は10月1~11日に実施。有効回答は全国8174社、東北651社。