性加害問題でBBC「喜多川スキャンダルは有罪判決を受けたハリウッドの大物と比較されているが…」

英BBC放送(BBC)は3日までに公式サイトを更新し、ジャニー喜多川氏による性加害問題を「J―POP事務所創設者の虐待で数百人が賠償求める」と報じた。 ◆井ノ原快彦、会見で記者をなだめる【写真】  BBCは「日本のトップ・タレント・エージェントであった故ジャニーー喜多川氏から性的虐待を受けたとして、300人以上が損害賠償を求めていると、彼の所属事務所が発表した」とし、2日に行われた会見の内容を詳報。後任の東山紀之社長については「日本のテレビスターで歌手でもある東山紀之で、性的不品行で告発されている」と紹介した。  続けて「日本の喜多川スキャンダルは、レイプと性的暴行で有罪判決を受けたハリウッドの大物ハーヴェイ・ワインスタインと比較されている。しかし、喜多川氏が刑事責任を問われることはなく、2019年に87歳で亡くなるまで尊敬を集める人物であり続けた」とした。  BBCが、比較されているとしたワインスタイン氏は2017年にセクハラで告発され、世界的にセクハラに対して声を上げる「#MeToo」運動に発展。これまでの禁錮23年に加え、今年2月には禁錮16年の判決が下されている。  また、喜多川氏の性加害は「日本の音楽業界では公然の秘密とされていた。彼はキャリアの大半で疑惑に直面し、民事裁判で証明されたケースもあったが、それらの報道に対して名誉毀損(きそん)で訴えることにも成功し、常に不正行為を否定していた。日本の主要メディアの多くも、何十年もの間、この疑惑を取り上げなかった」と背景を述べている。

タイトルとURLをコピーしました