創業者・ジャニー喜多川氏の“性加害問題”で渦中のジャニーズ事務所が、6月上旬に公式企業サイトで「ジャニーズJr.活動指針」を公開した。同ページには「保護者同伴の説明会の実施」(原文ママ、以下同)といった記載があり、Jr.が仕事をしていく上でのサポート体制などを明文化した形だ。ネット上のファンの間で、「『ジャニーズJr.活動指針』なんて初めて見た!」と驚きの声が上がっている。 【画像】すごい…!流出した若手ジャニーズと女性との「密着写真」…!
公式サイトによると、「ジャニーズJr.活動指針」は以下の9つの項目別に記されている。
「①保護者同伴の説明会の実施」
「②未成年者の保護者宅からの活動参加」
「③学業の重視」
「④弁護士を招いた定期的なコンプライアンス・ミーティング」
「⑤社会貢献活動への参加」
「⑥活動時間の厳守」
「⑦デビュー前の活動における年齢制限」
「⑧薬物検査」
「⑨顧問医の心療内科受診、および保健室の先生的な役割の設置による心と身体のケア」
未成年や学生のJr.をケアしつつ、「精神的な不安などがある場合には遠慮なくタレントが相談できる体制を構築」という説明からも、透明性のある環境作りを目指していることが見て取れる。 なお、「デビュー前の活動における年齢制限」に関しては「デビュー前のタレントが一定の年齢に達した際に、今後のタレント活動について話し合う機会を設け、芸能活動以外の様々な可能性を失うことのないよう、年齢制限を制度化して実施しております」ともつづっている。 ジャニーズは’21年1月に「ジャニーズJr.制度改定に関するご報告」を公表。「個人の適切な進路決定の確保といった観点」を踏まえ、Jr.の活動において「一定の年齢制限を設ける」と宣言したのだ。 具体的には、「満22歳到達後の最初の3月31日までに、ジャニーズJr.としての活動継続についてジャニーズ事務所との合意に至らない場合は、ジャニーズJr.の活動としては同日をもちまして終了とさせていただくことといたします」と解説。適用開始日は’23年3月31日だが、22歳以上のメンバーが所属するグループ、一部のタレントとは「すでにジャニーズJr.としての活動継続について弊社と合意させていただいております」と補足していた。 一方、現在は元V6メンバー・井ノ原快彦(47)がJr.の育成・プロデュースを手掛けている。井ノ原は、滝沢秀明(41)氏の後任として、昨年9月26日付で関連会社・ジャニーズアイランドの社長に就任。ちなみに井ノ原は今年3月末にスポーツ紙などの取材に応じた際、同制度へのコメントを求められ、「現に今、一緒に裏方をやってくれている子もいる」と語っていた。 その人物に関して、ファンの間で名前が挙がっているのは、今年1月までJr.だった谷村龍一だ。彼は、’98年12月21日生まれの現在24歳。グループに所属しておらず、1月末にJr.公式エンタメサイト・ISLAND TVからプロフィールなどが消えたため、「22歳定年制度」の施行を前に退所したとみられていた。 そんな谷村が、ジャニーズの4人組ユニット・ふぉ~ゆ~のマネージャーになったのではないかと、話題になっている。『ふぉ~ゆ~の王道テレビ~これにかけてるんで!Season3』(CS日テレプラス、5月5日放送)の収録現場にスーツを着た新人マネージャーが同行していたそうで、顔出しこそしていなかったものの、メンバーが「たにむ」と話しかけるシーンがあったとか。 「先日もラジオ番組『ふぉーゆーのぴたラジ!』(CBCラジオ、6月10日放送)にて、松崎祐介(36)が本番中にスケジュールを確認していた時に『たにむ』と口走ったんです。松崎は一瞬焦っていましたが、周りのメンバーは『もうたにむの名前、全然出してるから』『「たにむって、あのたにむかな!?」ってバズってるから』と笑っていました。谷村本人と認めたも同然でしょう」(芸能ライター) 定年制は無関係ながら、’19年には関西ジャニーズJr.の一員だった林真鳥(29)が会員制サイト・Johnny’s webのブログで、事務所所属の振付師として活動していくと報告した。 「林は最近でも若手の指導にあたっており、その仕事ぶりは関西Jr.に密着したドキュメンタリー『100カメ』(NHK総合、今年4月11日放送)でも紹介されていた」(前出・芸能ライター)という。 今後、事務所がJr.のセカンドキャリアを支援する流れが定番になっていくのかもしれない。