新型コロナウイルスの一日も早い収束を願い、全国の花火師による「全国一斉悪疫退散祈願Cheer up! 花火プロジェクト」が1日あり、各地で同時に花火が打ち上げられた。コロナ禍で沈んだ世情を少しでも明るくしようと、光の大輪を夜空に輝かせた。
東北の22社を含む163社が無償で参加表明。宮城県白石市の小関煙火は午後8時から約5分間、同市の白石川緑地付近から医療従事者への感謝を込めた青色の花火など60発を打ち上げた。作業を担った小関将太さん(28)は「遠くから歓声や拍手が聞こえた。花火で元気になってもらいたい」と話した。
人の密集を避けるため限定的な周知にとどめ、場所は非公開とした。各地の花火は、会員制交流サイト(SNS)で見られる。