仙台商工会議所青年部などは16日、新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込む飲食店を支援するクラウドファンディング(CF)「愛する店ドットコム仙台」をスタートさせた。23日まで参加店舗を募り、26日に支援を開始する。
専用サイトで応援したい店を選んで2000円以上を寄付すると、5月以降に返礼品として1割増の食事券を各店舗で受け取れる仕組み。CFは4月14日まで実施し、寄付金は4月中に各店舗に入金される予定。
発起人は、イタリアンレストランを展開するハミングバード・インターナショナル(仙台市)の青木聡志社長(44)。宮城県内18店舗を抱える同社も、2月下旬以降は売り上げの落ち込みが顕著だという。
青木社長は「飲食業界は日銭が頼り。3月を乗り切れないという声も聞く」と窮状を語る。急場をしのぐ借り入れの末、資金繰りに不安を抱える事業者も多い。CFには既に県内45店舗が加わった。
食事券の有効期限は6カ月。青木社長は「半年先までお客さんが来てくれることが、今を乗り切る心の支えになる」と強調する。専用サイトは市中心部商店街活性化協議会が運営する「まちくるファンド仙台」に開設する。https://aisurumise.com/