宮城県と仙台市、東北地方整備局仙台河川国道事務所、東日本高速道路仙台工事事務所は3日、募集していた仙台都市圏高速環状道路の愛称が「ぐるっ都・仙台」に決まったと発表した。
命名したのは、亘理町の部品製造工場の女性社員でつくる「SCの愉快な仲間達」の11人。応募した亘理町の森奈緒美さん(30)は「応募用紙の地図に環状線が円形に描かれていたのを見て、『ぐるっと』という言葉が浮かんだ」と語った。
愛称は同日、県庁で開かれた「高速環状ネットワークを考える」シンポジウムでお披露目され、村井嘉浩知事が森さんに表彰状を手渡した。村井知事は「一目で環状線と分かる。なじみやすい、いい名前だ」と喜んだ。
公募には県内の住民やグループ、企業が計632作品を寄せ、県商工会議所連合会の丸森仲吾会長らが審査した。選ばれた愛称は自治体のパンフレットに使用され、企業誘致などに役立てる。
環状道路は1周60キロ。東北自動車道、三陸道、仙台北部、東部、南部道路の5路線で構成する。22日には北部道路と三陸道が結節する利府町の利府ジャンクション(JCT)が全線開通し、環状線はすべて完成する。