27日、道内で確認された新型コロナウイルスの感染者のうち、6人は、今月、北見で開かれた展示会を訪れていました。道は、この展示会で患者の集団=「クラスター」が発生した可能性があるとみています。
札幌や北見などで感染が確認された男性6人は、今月13日から15日にかけ、生活関連商品の展示会のため、北見総合卸センターを訪れていました。
展示会は、ガスや家電メーカーなど20社前後が参加し、一般客も含め、およそ700人が来場していました。
「年に2回定期的に開催している。困惑しているところ。除染も含めて検討していこうと」(北見総合卸センター・山本哲也事務局長)
「新型コロナウイルスの感染者が出たテナントでは、現在、消毒作業が始められています」(記者リポート)
北見の展示会には、象印マホービン札幌支店の男性従業員1人も参加していました。
会社は、27日、この従業員の感染を発表し、支店の消毒を行いました。
また、十勝の中札内村では、保育園に通う男児の感染を受け、職員らが、28日、園内を消毒しました。
保育園には、およそ120人が通っていました。
未就学児の感染は道内で初めてです。