慶長遣欧使節の出帆400年を記念し、宮城県登米市や宮城県石巻市のギター愛好家らを中心とした「ファシクラ弦楽旅団」が、支倉常長の人生を組曲で表現したCD「支倉常長讃歌」を作った。
CDは序曲「サダメ」や「常長、いざ遙(はる)かなる国レバンテへ」など5曲が収録されている。ギター、マンドリンといった5種類の楽器を使い、使節団出帆から帰国に至るまでの常長の心情などを表現したという。
ファシクラ弦楽旅団は2012年12月、登米、石巻両市のほか、岩手や北海道など4道県に住むギター愛好家ら42人で結成した。3回の合同練習を経て、13年2月に石巻市内で収録した。
作曲を手掛けた団長の大場俊郎さん(58)=登米市南方町=は「苦悩の人生を歩んだ常長の人生を形にしたかった」と話す。
CDは1枚1500円(税込み)。仙台市博物館やとよま観光物産センター遠山の里(登米市登米町)などで販売中。連絡先は大場さん0220(29)6618。