<名取ジャズフェス>復興支援ソング天へ響け

東日本大震災で被災した名取市閖上のゆりあげ港朝市で11日、第1回「名取ジャズフェス」があり、軽やかな演奏が会場を彩った。
閖上をジャズで元気にしようと、地元の商工関係者らでつくる実行委員会が主催。仙台周辺のアーティストや東北大、岩手大、早大のバンドがスタンダードナンバーなどを響かせた。
震災が発生した午後2時46分には1分間黙とうし、出演者と観客が復興支援ソング「花は咲く」を合唱した。「早稲田大ハイ・ソサエティ・オーケストラ」の 3年村上紗彩さん(20)は「つらい経験をされた方が多いと思うが、少しでも笑顔になってほしいと願って演奏した」と話した。
実行委員長でゆりあげ港朝市協同組合理事長の桜井広行さん(61)は「心のこもった演奏は本当にありがたかった。天国にも届いていると思う」と感謝した。

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