手作りの光 山元・小平「コダナリエ」

山元町小平地区の住民が手作りした大規模なイルミネーション「2014コダナリエ」が14日、同地区の小平農村公園で始まった。来年1月10日まで、色とりどりの23万個の発光ダイオード(LED)電球が冬の夜の里山を彩る。
 東日本大震災からの復興を願い、町北部の高台にある同地区の住民らでつくる実行委員会が、2012年から毎年企画。ことしは復興支援に携わる大学生の教育団体などの協力で、前回より約8万個多い電球を1800平方メートルの園内の樹木などに飾り付けた。
 緑色に輝く竹林や光るトンネル、大きな折り鶴など創意工夫を凝らしたイルミネーションが並んだ。被災した沿岸部の住民を励ます「ガンバレ山元」の青い光の文字も浮かぶ。
 「コダナリエ」の名称は地区名と住民の「手作りに『こだわる』」との思いを込め、今回初めて付けた。実行委員長の山上信彦さん(51)は「仙南地区を代表するイルミネーションとして多くの観光客に来てもらい、被災した町を少しでも元気にしたい」と願う。
 点灯時間は午後5~9時。公園は県道角田山元線の北側にある。

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