抗原キット、無症状には使用せず 厚労省が利用指針

厚生労働省は13日、新型コロナウイルスへの感染の有無を調べる抗原検査簡易キットについて、熱やせきなどの症状があって医師が必要と認めた人を対象とし、症状のない人には使わないとする利用指針をまとめた。各自治体や医療機関に向け通知した。

 指針では、キットの使用目的を「緊急性の高い感染者を早急に検知すること」とした。緊急入院が必要な人の検査のほか、集団感染が発生した病院や高齢者施設で使うことを想定している。

 PCR検査よりも精度が劣るため、陽性判定の場合はそのまま確定診断とするが、陰性の場合はPCR検査でも確認する。

タイトルとURLをコピーしました