折り曲げ自由の電子ペーパー発売 ブリヂストン

 ブリヂストンは10日、電子書籍端末などに使用される電子ペーパー「AeroBee(エアロビー)」を初公開した。他社製品と比べて、画面を切り替えた際の反応が速いことや、大型化が可能なのが特徴で、今後、端末メーカーへの売り込みを加速させる。
 ブリヂストンはこれまで流通店舗などに用いられる棚札など向けの電子ペーパーを販売していたが、新タイプの開発により普及が期待される電子書籍向けに注力する。折り曲げることや、画面上に書き込むことも可能で、「実際の紙に近い感覚で使用できる」(担当者)ため、電子看板など用途の拡大も期待される。
 すでに、台湾企業と次世代端末の共同開発で基本合意しており、来年前半には新製品を中国などで発売する見通し。今後、日本や欧米への新製品の展開も視野に入れている。

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