ヒトやサルを排ガス実験に使ったとしてドイツの自動車大手が非難されている。
ドイツメディアなどによると、自動車大手のフォルクスワーゲンやダイムラー、BMWが出資していた研究機関が、25人の健康な若者に異なる濃度の二酸化窒素を吸わせる人体実験を行ったり、10匹のサルがいる部屋に排ガスを流し込んで血液を調べる実験を行ったりしていたという。
実験はディーゼル車の排ガスの安全性を確認するためのものだったということだが、ドイツの運輸相は「ヒトやサルを使った実験は受け入れられない」と非難した。
フォルクスワーゲンは、サルを使った実験について「個人的な判断ミスがあった」などとして、調査する方針を示しているという。