携帯「2年縛り」解約期間、延長へ…大手3社

NTTドコモとKDDI(au)、ソフトバンクモバイルの携帯大手3社は20日、契約から2年後に無料で契約を解除できる期間を、これまでの1か月から2か月に延長することを、総務省の有識者会議で明らかにした。

今年10~12月に始める。携帯電話の契約はわかりにくいとの苦情が多く、業界側が自主的に改善を図る。

契約を2年単位で行い、その分、料金を割り引く「2年縛り」は、携帯3社が事実上、利用者の囲い込み策として行っている。契約を無料で解除できる 期間は「契約から25か月目」の1か月のみで、解約金は通常、約1万円かかる。無料期間が短いうえ、利用者が気づかずに過ぎてしまい、解約金を支払うケー スが多いとの指摘が相次いでいた。

3社は期間延長に加え、契約の更新時期が近づくとメールなどで利用者に知らせるサービスを6月末までに始める。

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