携帯キャリア各社がしのぎを削るスマートフォンの学割戦争

スマートフォン春商戦を前に、携帯キャリア各社は“学割”サービスでしのぎを削っています。先日もAKB48をCMに起用するドコモに対して、ソフトバンクが前田敦子さんの引き抜き(?)で応戦する模様をお伝えしたばかり。3キャリアで改めて学割サービスを比較してみたところ、一見横並びのようでかなり内容が違っていることが判明。ポイントは契約したらもらえる“おまけ”の存在でした。
参考記事:
元AKB前田敦子を引き抜き? ソフトバンク VS ドコモの仁義なきCMガチンコ勝負が始まる
http://getnews.jp/archives/284635
3社を比較してみると、まずCMキャラクターではドコモがAKB48、ソフトバンクが前田敦子さんやゴールデンボンバーなどフレッシュな人選で勝負しているのに対して、auはCMキャラクターとして定着した剛力彩芽さんと森三中の共演で変化をつけた内容となっています。サービス内容では、各社とも基本料金が最大3年間無料になるというもの。ここまではほぼ横並びといった印象です。ドコモはパケット定額サービスの料金も最大3年間無料にするため、トータルの料金面ではインパクトを感じます。料金例を調べると、基本料金0円に、パケット定額サービス『Xiパケ・ホーダイ フラット』が1050円引きで月額4935円、プロバイダーサービス『spモード』の月額315円を加えて月額が計5250円という結果に。学生がいる家族を対象にしたサービスでは、学生と同時に購入することで端末購入代金を割り引くという『学生家族いっしょ割』が適用されます。契約してもらえるおまけは『AKBダケ紙袋』。auは、Androidスマートフォンを購入する場合のみ、料金面でメリットが感じられるという内容。新規契約とMNPで最大2年間、パケット定額料金を525円割り引く『LTEスマホ パケット割』、25歳以下なら端末購入代金を割り引く『U25 au スマホ割』が適用されます。Android端末を契約する場合の料金例は、基本料金0円にパケット定額サービス『LTEフラット』が割り引きを適用して月額5460円、プロバイダーサービス『LTE NET』が月額315円で、月額は計5775円になります。『iPhone』の契約では月額6300円。学生がいる家族向けには、新規で基本料金が3年間無料、MNPで基本料金が1年間無料となります。auは残念ながらおまけはないようです。 ソフトバンクはiPhoneでも割り引きが適用されるのが特徴。Androidでは新規契約と機種変更で『4Gスマホ スタートキャンペーン』を適用すると、最大2年間、パケット定額料金が525円割り引きされます。期間中に『iPhone 5』を契約すると、パケット定額料金は月額5460円で、3年目以降もこの料金が適用されます。料金例は、基本料金が0円、パケット定額サービス『パケットし放題フラット for 4G』が上記割り引きを適用して月額5460円、プロバイダーサービス『S!ベーシックパック』が月額315円で月額が計5775円。学生がいる家族向けサービスは、auと同様の条件となっています。
ソフトバンクで驚くのがそのおまけの内容。学生がいる家族が契約する場合、地デジが見られるフルセグ搭載の3G通信機能付きフォトフレーム『PhotoVision TV 202HW』が端末代金、事務手数料、ユニバーサルサービス料、2年間の基本使用料がまとめて無料に。「TVがタダ!」というおまけはインパクトがあります。
ソフトバンクのオンラインショップを使って契約すると、さらに充実したおまけが。新規契約またはMNPならQUOカード500円分と、『お父さんグラス』がついてくるほか、アマゾンギフト券がもらえるというのです。MNPでフラット型パケット定額サービスに加入すると1万円、その他のパケット定額サービスなら5000円という条件になっています。
ソフトバンクは記事を執筆する間にも“後だしジャンケン”でおまけが増えてきています。現在のサービス内容はソフトバンクのオンラインショップを確認してみてください。
2012-2013 Winterキャンペーン(ソフトバンクオンラインショップ)
http://online-shop.mb.softbank.jp/ols/html/campaign/2012winter.html
これら学割と関連キャンペーンをまとめてみると、Androidを安く契約するならドコモ、iPhoneを安く契約するならソフトバンク。ソフトバンクならさらにおまけが満載ということになります。学生、学生が家族にいる人は学割サービスの利用を検討してみるとよいのでは。

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