携帯2年縛り「解約金は違法」 ソフトバンクを集団提訴

 携帯電話の契約を利用者が解約する際、解約金9975円を徴収するのは消費者契約法違反だとして、弁護士らでつくるNPO法人「京都消費者契約ネットワーク」(京都市)が19日、ソフトバンクモバイル(本社・東京)に解約金の廃止を求める訴えを京都地裁に起こした。
 同ネットワークは昨年6月、NTTドコモとKDDI(au)を相手どり、全国で初めて提訴。今後、原告となる利用者を全国から募り、解約金返還を求めて集団で提訴する準備を進めている。
 ソフトバンクモバイルは昨年4月、自社の携帯電話間での通話やメールが一部無料になる料金プランに2年間の継続利用を条件付け、この間に解約すると9975円を徴収している。同ネットワーク側は「消費者の選択の自由を不当に制限している」と主張。ソフトバンク社広報室は「契約時に説明しており、問題ない」と話している。(玉置太郎)

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