やせるために、食べる量やカロリーを減らしている女性は少なくないと思いますが、食事制限って本当に苦しいですよね。
そこで今回は厚生労働省の情報を参考に、食べるだけでカロリーを消費してくれる魔法のような食材の特徴をまとめたいと思います。
■ダイエットするなら“食事誘発性熱産生”を高めてくれる食べ物を
食べた食物はエネルギーになります。生命を維持するために、寝ていても勝手に燃えるものを基礎代謝量(全体の6割)と言い、運動など活動することで燃える分を身体活動量(全体の3割)と言います。
そして、残りの1割が食事誘発性熱産生です。食べた後に体が熱くなりますが、これが食事誘発性熱産生。消化活動のためにエネルギーを消費するこの食事誘発性熱産生を高められれば、やせ体質に近づける可能性大。
では、どうすれば食事誘発性熱産生を高めることができるでしょうか。方法は2つあり、
(1)筋力アップ
(2)タンパク質を中心とした食事
です。筋肉をつけ、基礎代謝量が高まれば食事誘発性熱産生も高まります。逆に、加齢や運動不足で筋肉が衰えると、基礎代謝が低下するだけでなく食事誘発性熱産生も低下します。
また、糖質、脂質、タンパク質の三大栄養素のうち、タンパク質は、糖質や脂質と比べて5倍から6倍も食事誘発性熱産生の効率が高いそう。
タンパク質は筋力アップにも役立つ栄養素なので、高タンパク、低糖質、低脂質の食べ物を普段の食事で摂ればいいのです。
■低脂質&高タンパク質のオススメ食材は
高タンパクで脂質の少ない食べ物といえば、豆腐や納豆などの大豆食品、卵、マグロやイカの刺身、鶏のササミやムネ肉などになります。文部科学省の食品データベースによれば、
・木綿豆腐・・・100g(1/2パックほど)で72kcal、タンパク質6.6g、脂質4.2g
・納豆・・・100g(2パックほど)で200kcal、タンパク質16.5g、脂質10.0g
・ゆで卵・・・100g(Mサイズ2個ほど)で151kcal、タンパク質12.9g、脂質10.0g
・マグロの刺身・・・100g(スライス6枚ほど)で125kcal、タンパク質26.4g、脂質1.4g
中でもマグロの刺身は高タンパク・低脂質でパフォーマンスが極めて優れていますね。ただし、赤身ではなく中トロや大トロだと、脂質はグンとアップするので注意を。
もちろん、高タンパク・低脂質だからといって油断してたくさん食べたら、カロリー過多になるので注意。また、野菜も一緒に食べるなど、バランスよく食べることも大切です。
以上、やせ体質を作る食材をまとめてみましたが、いかがでしたか? キーワードは高タンパクかつ低脂質、低糖質の食材です。毎日のレシピに生かしてみてくださいね。