『鉄腕アトム』の放送開始から50年! さまざまなジャンルを開発し、大人から子供までトリコにしてきた日本アニメの世界。そこで20代から40代の男性1000人にインターネットで大規模アンケートを敢行し、世代別の人気作品を聞いてみた。
【20代男性の好きな作品ベスト5】
1位 ONE PIECE 73人
2位 ドラゴンボール 50人
3位 新世紀エヴァンゲリオン 43人
4位 機動戦士ガンダム 33人
5位 名探偵コナン 20人
【30代男性の好きな作品ベスト5】
1位 ドラゴンボール 83人
2位 機動戦士ガンダム 70人
3位 新世紀エヴァンゲリオン 37人
4位 ONE PIECE 33人
5位 名探偵コナン 23人
【40代男性の好きな作品ベスト5】
1位 機動戦士ガンダム 80人
2位 ルパン三世 50人
3位 ONE PIECE 47人
4位 ドラゴンボール 40人
5位 ドラえもん 27人
トップには、見事に各年代を代表する作品が並んだ。しかし意外なことに、2位以下には年代を問わず同じようなタイトルがランクイン。しかし、20代の視聴者はどのようにして、過去の名作に触れているのか? そこで、みんながアニメを観る方法についても聞いてみた。
その結果、「録画したテレビ放送を観る」人が40代では200人にのぼったのに対し、30代、20代ではそれぞれ163人、147人にとどまった。逆に、「インターネットで観る」と答えた人の数は40代の77人に対し、30代は140人、20代は143人とほぼ倍の数字に。「レンタルで観る」派も40代では60人だったが、30代、20代はそれぞれ103人、97人と圧倒していた。30代以下の若い男性世代は、テレビ放送よりもDVDやネット動画でアニメを観ることが多いため、今はテレビで放送していない過去の作品にも慣れ親しむ機会があるようだ。
一方、最近、少しずつ利用者が増えているケータイサイトでの視聴は、40代、30代が7人ずついたのに対し、20代ではゼロと意外にも若い世代に広がっていない。むしろ、より仕事が忙しいであろう年代が利用しているという結果が出た。まだまだこれからのメディアといえるのではないだろうか。
(取材・文/西中賢治 ヒロタシンイチロヲ)
■週刊プレイボーイ26号「アニメ“進化”の秘密に迫る 日本アニメ50年史」より