政宗と常長、メダル化 遣欧使節400年記念 造幣局販売へ

慶長遣欧使節船サン・ファン・バウティスタ号の出帆400年を記念し、造幣局(大阪市)は8月から、航海を命じた仙台藩主伊達政宗と使節団を率いた支倉常長をあしらった「肖像メダル」を販売する。3000個の限定。
 発行を記念し、造幣局の新原芳明理事長が2日、奥山恵美子仙台市長を訪ね、メダルを寄贈した。新原理事長は「芸術的価値が高い逸品。歴史に名を刻んだ2人に思いをはせながら鑑賞してほしい」と語った。
 メダルは直径6センチ、重さ約160グラム。純銀製で、表側に仙台城跡にある政宗の騎馬像を刻印した。裏側には常長の肖像画とバウティスタ号をカラー印刷し、細かな凹凸を施した特殊加工で波のきらめきを表現した。
 肖像メダルは、日本を代表する人物を後世に伝えようと2003年に製造を開始。これまで徳川家康や坂本龍馬、宮沢賢治ら9人がモデルになっている。
 価格は2万5000円。造幣局のホームページなどで予約を受け付けている。連絡先は造幣局お客様サービスセンター0570-01-2626。

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