文明伝える「宝」160点 インカ帝国展あす開幕 仙台

15世紀から16世紀にかけてペルーを中心に栄えたアンデス文明最後の国の全体像を紹介する特別展「インカ帝国展 マチュピチュ『発見』100年」(河北新報社など主催)が6日、仙台市青葉区の市博物館で開幕する。
 トウモロコシ酒の貯蔵などに使った「アリバロ」や、文字の代わりに使われた縄と結び目による記録装置「キープ」、眼球が残り保存状態が良好な少女のミイラなど約160点を展示する。
 空中都市ともいわれ標高約2400メートルにあるマチュピチュ遺跡を、上空からとらえた3Dシアターも見ものの一つ。スペインに征服された後の、「植民地期インカ」とも呼べる独自の文化に光を当てたのも特徴だ。
 同展は9月9日まで。入場料は一般1200円(前売り1000円)、高校生・大学生800円(同600円)、小・中学生500円(当日券のみ)。連絡先は仙台市博物館022(225)3074。

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