文芸評論家・小川榮太郎氏が激白!朝日“圧力”に徹底抗戦「大新聞社がここまでやるのか」

朝日新聞は21日、文芸評論家の小川榮太郎氏のベストセラー『徹底検証「森友・加計事件」朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』(飛鳥新社)をめぐり、小川氏と発行元に、何と16項目にわたる抗議の申入書を送り、謝罪と賠償を求めた。この件が、メディアやネットで話題となっている。夕刊フジでは、小川氏を直撃した。

「驚きだ。大新聞社がここまでやるのか」

小川氏は、朝日新聞から申入書を受け取った感想をこう語った。その対応に怒り、あきれているようだった。

朝日新聞の申入書によると、小川氏が一連の同紙報道を「戦後最大級の報道犯罪」「捏造(ねつぞう)」と記述したことなどに対し、「弊社の名誉・信頼を著しく傷つける不法行為」と主張。「厳重に抗議するとともに、すみやかに弊社に謝罪し、事実に反する部分を訂正し、弊社が被った損害を賠償するよう強く求めます」としている。

同社が「事実に反し名誉・信用を毀損する」と指摘した部分は、何と16項目にわたる。

小川氏は「全体的に見て、瑣末(さまつ)な内容だ。『以下は、私の推理である』と前振りして書いた文章に抗議してきた部分もある。『推理』とはロジカルなもので、『事実に反する可能性がある』という意味だ。水掛け論になるのではないか。今、反論書を書いている」と語った。

特にあぜんとしたのは、同書の冒頭、「無双のギャング 朝日新聞に敬意を込めて捧ぐ」と記された“見出し”への抗議だという。

小川氏は「この表現に抗議が来ているが、ならば朝日新聞の『安倍一強』などの記述も、数百回は非難しなければならない。表現や形容詞について抗議するとは、大新聞社としては考えられない」といい、続けた。

「ファクト(事実)とロジック(論理)を踏みにじったのならまだしも、個人の物書きの表現などに、ここまで(詳細かつ膨大な)抗議をするとは…。申入書の体裁を見れば、私を圧服させようとしているように感じる。大新聞社がこのレベルのことをするとは驚くしかない」

メディアやネットでも、この件は「疑念が晴れない」「言論で戦わないの?」「スラップを仕掛けた?」「慰安婦報道はどうした」などと話題になっている。

大新聞社と著名評論家の“ガチンコ対決”の行方から、目が離せない。

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