新プリウスPHV発売 量産車初ソーラーパネルも

トヨタは15日、プラグインハイブリッド車(PHV)の新型車「プリウスPHV」を同日から発売すると発表した。量産車初のソーラーパネルをオプションで搭載し、走行中に太陽光で充電することもできる。

新型プリウスPHVは、電池容量を大幅に拡大し、ガソリンを使わないEVモードでも従来型の2倍を超える68.2キロの走行が可能となったほか、EVモード時の最高速度を時速100キロから同135キロとした。98馬力の1.8リットル高効率エンジンと72馬力のモーターを組み合わせることで、燃費はガソリン1リットルあたり37.2キロとなった。

また、充電に家庭用のアース付きコンセント(100ボルト6アンペア)の使用を可能にしたことで、充電専用の電気工事が不要となり、より使いやすくなっている。充電時間は100ボルトで14時間、200ボルトで2時間20分。急速充電にも対応しており、20分で80パーセントまで充電することができる。

一方、外部給電機能は、エンジンを作動させる「EV給電モード」では1500ワットの出力で最大2日の電力供給が可能だ。

価格は「S」の326万円から「Aプレミアム」の422万2800円まで。1カ月あたり2500台の販売を見込んでいる。

会場には、新型プリウスPHVのイメージキャラクターとして展示車両と同じ青のロングドレスを着た石原さとみさんも登場。目玉機能のひとつとなっている外部給電機能について、石原さんは「(車からの電気を使って)バーベキューやイルミネーションをしたい」と笑顔で語った。壇上に置かれた新型プリウスPHVの給電口に、家庭用コンセント付きの専用コネクターを差し込んでスイッチを入れるとPHVと書かれたライトが点灯、石原さんは「こんなに簡単なら誰でもできる」と驚いていた。【米田堅持】

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