新呼称は危険ドラッグ=「脱法」の代替―公募に約2万件・警察庁など

警察庁と厚生労働省は22日、脱法ドラッグに代わる新しい呼称を「危険ドラッグ」に決めたと発表した。覚せい剤や大麻と同様の幻覚・興奮作用がある薬物なのに、「脱法」という表現が危険性を誤認させる恐れがあるため、代替案を公募していた。今後は公式文書で危険ドラッグを使う。
 新呼称は、幅広い世代が危険性の高い薬物だと理解できるものという要件で5~18日に募集。約2万件の案が寄せられた。応募数の多い順に「準麻薬」183件、「廃人ドラッグ」140件、「危険薬物」123件、「破滅ドラッグ」110件などがあった。
 危険ドラッグは102件で5番目だったが、語頭に「危険」を冠した案が260件、語尾に「ドラッグ」を付けた案が5896件あり、それぞれの最多だったため、両方を組み合わせた呼称を選んだ。 

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