新商品で復興支援 石巻で加工の食材使用 ファミマきょう発売

 コンビニエンスストア大手のファミリーマート(東京)は6日、東北6県と新潟県の計710店舗で、宮城県石巻市の水産加工業者3社で加工した食材を使った商品4点を発売する。東日本大震災の復興支援の一環で、9月2日までの期間限定。
 商品は日宝物産で加工したタラコのおにぎり(120円)、いずれもヤマトミのイラコアナゴを使ったすし(145円)と天丼(430円)、ヤマサコウショウのマイワシのすり身を入れたつみれ汁(298円)。
 石ノ森萬画館(石巻市)とも協力。故石ノ森章太郎さん(宮城県登米市出身)が描いたサイボーグ009のキャラクターをパッケージにあしらった。
 ファミリーマートは5月、石巻市と地場産品を使った商品開発などの連携協定を結んだ。今回の商品化は第1弾で、震災で落ち込んだ加工業者の販売回復に貢献するため企画した。
 石巻市役所で5日、商品発表会があり、同社の東北第1地区営業統括部の加藤和幸統括部長は「おいしさはもちろん、パッケージで幅広い支持が得られると思う」と述べた。亀山紘市長は「消費者の心をつかみ、ヒット商品になると確信している」と話した。

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