新型コロナ 「みやぎアラート」を3に引き上げ 患者数の急増受け知事、仙台市長ら緊急声明

新型コロナウイルスの宮城県内での急速な感染拡大を受け、村井嘉浩知事と仙台市の郡和子市長は13日、県庁で臨時の共同記者会見を開き、マスクの着用や飲食店での「3密」防止といった対策の徹底を県民に強く求める緊急声明を出した。
 村井知事は13日午前の段階で療養者が過去最多の75人に達したと説明。これまでは仙台市での感染が顕著だったが、他自治体でも拡大がみられると指摘し、「冬場には季節性インフルエンザの流行も起こりうる。医療提供体制の崩壊につながりかねない」と危機感をあらわにした。
 郡市長は「危機的状況だ。一人一人の思いと行動が感染を防ぐ」と強調。県医師会の佐藤和宏会長と仙台市医師会の安藤健二郎会長も同席し、飲食店と利用者の双方の意識向上を訴えた。
 県は13日、独自の警戒指標「みやぎアラート」のレベルを2から3に引き上げた。知事と市長、県と市の両医師会長が共同で声明を出すのは、4月3日に続き2回目。

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