新型コロナ、パンデミックの恐れ「非常に現実的」 WHO

【AFP=時事】世界保健機関(WHO)は9日、新型コロナウイルスの流行がパンデミック(世界的流行)になる恐れは「非常に現実的」だと警告した。一方で、ウイルス流行の抑制はまだ可能だとも強調している。

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 世界のウイルス感染者数が10万人を超える中、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は記者会見で、「パンデミックの恐れが非常に現実的になっている」と述べた。

 それでもテドロス氏は「たとえこれをパンデミックと呼んだとしても、封じ込め、抑えることはできる」と強調。「史上初の制可能なパンデミックになるだろう」と述べ、「われわれは、ウイルスのなすがままになったりはしない」と明言した。

 テドロス氏は、感染者の確認された100余りの国・地域の状況はそれぞれ大きく異なり、感染者の93%はわずか4か国に集中していると指摘。昨年12月に流行が始まってから8万人余りの感染が確認された中国については、「流行を抑えられている」ようだと言明し、同国内の患者の「70%超が回復し、退院している」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News

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