新型コロナ、山梨の髄膜炎患者は住友電工子会社勤務 数十人を出勤停止

新型コロナウイルスによる髄膜炎を発症して入院している山梨県の20代男性について、住友電気工業(大阪市)は子会社である住友電工デバイス・イノベーションの山梨事業所(同県昭和町)勤務と明らかにした。同僚数十人を出勤停止としている。

 山梨県などによると、男性は1人暮らし。2月27日に38・5度の発熱があり会社を休んだ。関節痛やだるさも訴えて28日に医療機関を受診し、インフルエンザの検査を受けて陰性。3月2日に別の医療機関を受診したが新型コロナの検査はされなかった。

 出勤しないことを不審に思った職場が6日に家族に連絡し、家族が警察官とともに部屋に入り、倒れている男性を発見。山梨大付属病院に救急搬送され、脳脊髄液のPCR検査で新型コロナ陽性だった。

 男性は発症後は出勤しておらず、住友電工によると、今のところ同僚やその家族に体調不良はみられないという。事業所の操業は継続している。県は男性の濃厚接触者は親族4人としている。

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