新型コロナウイルスに感染していた香港の男性が一時乗っていた大型クルーズ客船は、3日夜に神奈川・横浜港に入り、4日午前6時現在も乗客乗員およそ3,500人に対する検疫が船内で続けられている。
横浜・大黒ふ頭沖に停泊中の、大型クルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」には、3日夜に検疫官らが乗り込み、数十人態勢で、乗客乗員およそ3,500人に対する検疫を行っている。
関係者によると、これまで7人の男女が発熱などの症状を訴えていて、ほかの乗客との接触を避けるため、個室にいるとみられている。
体調不良の人たちに対しては、新型コロナウイルスへの感染の有無を調べる検査が行われていて、感染が確認された場合、指定医療機関に入院することになる。
また、検疫がすべて終わり、乗客らが下船できるのは、4日の夕方ごろになる見通し。