新型コロナウイルスの感染拡大を受け、宮城県は30日、無料通信アプリのLINE(ライン)を使って相談に応じる窓口を設置した。これまでの電話による相談に加え、若い世代が利用しやすい態勢を整えた。
LINEを起動し「宮城県-新型コロナ対策パーソナルサポート」の公式アカウントを友達に追加すると、24時間利用できる。
質問項目に体温や2週間以内の海外渡航歴、だるさ、息苦しさの有無などの健康状態を回答して送信。結果を基に人工知能(AI)が感染の可能性などを判断する。
メニュー画面には新型コロナウイルスの知識を深める項目もあり、利用者は感染した場合の具体的な症状などを確認できる。効果的な手洗いの方法を説明する動画も視聴可能だ。
県が2月4日に設けた電話の相談窓口には、今月30日現在で約7000件の問い合わせがある。県疾病・感染症対策室の担当者は「気軽に活用してほしい。将来的には利用者のデータを分析し、実態把握と対策にも役立てたい」と話す。
連絡先は同室022(211)2632。