新型肺炎、日本など4カ国を最も懸念 封じ込めは可能=WHO事務局長

[ジュネーブ 2日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は2日、新型コロナウイルスの感染拡大についてWHOは韓国、イタリア、イラン、日本の情勢を最も懸念していると述べた。

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テドロス事務局長は、過去24時間の感染件数の増加は中国国外が国内の約9倍だったと指摘。呼吸器官を侵す病原菌が市中感染するという「これまでに経験したことのない事態」に直面していると指摘。同時に「正しく対応すれば封じ込めは可能」とし、「全ての国の最優先事項とすべき」と強調した。

テドロス事務局長は、中国以外の61カ国・地域で8739例の感染が報告され、うち81%のケースは4カ国に集中していると指摘。残りの57カ国中38カ国で確認された感染は10例以下、19カ国は1例のみのほか、2週間以上感染が出ていない国もあり、「多くの国で新型ウイルスを封じ込めている」と評価した。

緊急事態プログラムの責任者マイク・ライアン氏も「われわれが市中感染と確認した国は極めて少ない」と述べた。

テドロス事務局長によると、WHOの代表団は物資の供給や政府支援のためにイランに到着した。韓国については監視措置の効果が出ており、感染拡大は封じ込められるとの見方を示した。

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